過去の解決事例
任意整理について
① 保証人がいる債務があったため任意整理を選択した事例
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【相談前】
消費者金融やカードローンの他に自動車ローンがあるが、自動車ローンは親族が保証人になっている。
毎月の返済が苦しいので何とかしたいが、保証人には迷惑をかけたくない。
また、車は生活に必要なため手放したくない。
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【解決事例】
自動車ローンは任意整理の対象から外して従来通り支払いを継続し、その他の借金について任意整理をした。
任意整理により毎月の返済額を7万円から4万円に減らすことができたため、無理なく返済していけるようになった。
弁護士からのコメント
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整理する借金の対象を自由に選択できるところが、自己破産や個人再生にない任意整理の特徴です。
「保証人に迷惑をかけられない」「保証人に債務整理することを知られたくない」という場合の受け皿となるのが任意整理です。
② 借金の2割を一括返済して残り8割免除を受けた事例
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【相談前】
消費者金融から借入をして返済を滞らせたところ、7年ほど前に裁判をされて判決が出ている。
最近になって「速やかに返済をしなければ給料の差押え等の手段をとる」という内容の請求書が頻繁に届くようになった。
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【解決事例】
債権者と交渉して借金の2割にあたる30万円を支払えば、残りの8割の支払義務を免除するという内容で示談した。
後日30万円を支払って残りの借金について免除を受けた。
弁護士からのコメント
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ある程度の金額を一括返済することを条件に、大幅な債務免除に応じる債権者も存在します。
債権者に関する情報を十分収集して、債権者の個性を見極めて示談交渉することが任意整理の特徴です。
③ 不動産を売却して借金を完済できた事例
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【相談前】
体調不良で住宅ローンの返済ができないため不動産を売却して住宅ローンを支払いたいが、不動産屋に仲介を依頼するも不動産が売れない。
このままでは自己破産せざるを得ない。
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【解決事例】
不動産の売却による借金の処理を試みるが、万が一不動産が売れない場合は自己破産することを条件に受任。
知人の不動産業者を通じて住宅ローンの残債務以上の値段で買い取ってくれる買主を探すことに成功。
住宅ローンを完済した上で65万円程度を依頼者の手元に残すことができた。
弁護士からのコメント
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不動産のような固定資産を上手に換価することで、破産などの法的な借金整理を回避できることがあります。
いかに早く,いかに高く換価できるか、債務整理弁護士の腕の見せどころです。
